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暴力と平和を考える

(1) 戦争がなければ平和か

(2) さいころ

(3) 自動車整備の店で働き1週間で7ドルの収入を得る男の子 シリア 2020年 (© UNICEF/UNI310535/Romenzi) ※本写真は常設展では展示しておりません。WEB展示にあたり日本ユニセフ協会よりご提供いただきました。

(4) 義足をつけて歩く練習をする男の子 ネパール 2015年(© UNICEF/UNI185708/Page) ※本写真は常設展では展示しておりません。WEB展示にあたり日本ユニセフ協会よりご提供いただきました。

(5) 武装グループから解放され武器を捨てた元子ども兵士 南スーダン 2018年 (© UNICEF/UN0276001/Rich) ※本写真は常設展では展示しておりません。WEB展示にあたり日本ユニセフ協会よりご提供いただきました。

(6) 安全でない水を汲む女の子 南スーダン 2018年(© UNICEF/UN0215528/Rich) ※本写真は常設展では展示しておりません。WEB展示にあたり日本ユニセフ協会よりご提供いただきました。

この展示室では、戦争や兵器の問題だけでなく、人間が自分の能力をフルに発揮して、心ゆたかに生きることを妨げているいろいろな原因について考え、平和をつくる道筋をさぐります。
ここでは、あらためて、「戦争がなければ平和か」と問いかけています。そして、平和は「戦争がない状態」以上のものであり、「暴力のない状態」を意味するという理解が示されています。
ここでいう「暴力」とは、「人間の能力の全面開花を妨げる原因」のことで、戦争だけでなく、飢餓、貧困、差別、人権抑圧、環境破壊、教育や衛生の遅れなど、広く私たちの力の発揮を妨げている社会的原因を意味しています。ここには、地球社会・地域社会・紛争地の3つのレベルでの暴力の諸形態を図示し、私たちの身のまわりにあるいろいろな暴力を写真や「サイコロ・データ」で示しています。そこに何を読みとるかは、皆さんに委ねられています。