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抗日活動
アジアの人々は、日本の侵略行為とそれに続く専制的な支配にたいし、粘り強く抵抗し、戦いました。日本軍は抵抗する人びとを武力によって弾圧し、日本の支配に協力する人びとを作ろうと試みましたが、支持を集めることは出来ませんでした。当時「満州」と呼ばれた中国東北部では、1933年ごろから共産党の指導の下で抵抗運動がまとまり、根強い抵抗を続けました。朝鮮国内では労働者や農民が抗日運動に立ち上がり、国境を接する「満州」地方で抗日武装闘争に参加する人もいました。中国の人々は日本軍の侵攻に民族的自覚を高め、国民党と共産党が統一して日本に抵抗しました。中には、文学や絵画や寸劇や歌などの形をとった抵抗運動もありました。人々の抵抗は東南アジアでもさまざまな形で展開されました。ビルマでは、戦争末期には日本軍が組織したビルマ国民軍も日本に対して武装蜂起しました。これらの抗日運動は、連合軍の反撃とあいまって、日本の支配を終わらせる力になりました。