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世界の子どもの平和像

(1) 世界の子どもの平和像

(2) 墨蹟等

(3) 非核平和カルタ

ここには、京都の子どもたちが建立した「世界の子どもの平和像」の原像が設置されています。「世界の子どもの平和像」を建立する運動は、広島や東京でも取り組まれました。もともとは、広島の平和記念公園にある「原爆の子の像」を見たアメリカの子どもたちが「世界の子どもの平和像」をつくる活動に取り組んだのが始まりです。京都にも「世界の子どもの平和像」をつくろうと、京都の子どもたちは、アイデア豊かに像のイメージを持ち寄りました。そして、留学生や在日外国人とも学習会を開きながら、このデザインを決めました。地球に折り鶴と折り亀が配置されています。折り鶴は日本と世界の平和を表し、折り亀は朝鮮・韓国では慰霊を意味しています。東京の子どもたちがつくった像は「東京大空襲・戦災資料センター」に、広島の子どもたちがつくった像は「広島市民球場前」に設置されています。
なお、ここには、京都の有名寺院の高僧たちから寄せられた平和の思いを込めた墨蹟や、友禅染めの屏風による平和メッセージ、「爆音」というタイトルのついた京人形、「非核の政府をもとめる京都の会」が制作した「非核平和いろはカルタ」とその原画などが展示されています。