2026年春季特別展覧会 小原一真写真展│KG+ Special Exhibition Unreel (ほどく) – Fragments of the Human Condition
開催期間:2026年4月3日(金)~7月11日(土)

タイトル:岩手県陸前高田市/2014/ 小原一真
Rikuzentakata / 2014 / Kazuma Obara
立命館大学国際平和ミュージアムでは、日本を拠点に国内外で活躍する写真家、小原一真(おばらかずま)氏の写真展を開催します。小原氏は2011年、東日本大震災と福島第一原発事故を機にフリーランスのフォトジャーナリストとして活動を開始しました。その後、取材過程で出会った福島第一原発で働く人々との交友をきっかけに、存在が可視化されづらい人々の記録に取り組むようになりました。現在も精力的に、戦争、核災害、感染症等の渦中で不安や痛みをかかえて生きる人々の撮影を続けています。
春季特別展では、小原氏が15年間取り組んできた全プロジェクトを展示します。写真は、東日本大震災と福島第一原発事故、チェルノブイリ原子力発電所事故の被害者、原発作業員、ビキニ水爆実験で被ばくした漁師たち、第二次世界大戦下で被害をうけた子どもたちの戦後、ウクライナ戦争における少数民族ロマ、新型コロナウイルス感染症患者と看取り、ハンセン病回復者とその家族など、多岐に渡ります。
本展のタイトルとなった「Unreel (ほどく)」は、幾重にも巻きついた糸がほどけていく様を表しています。小原氏の写真表現は、事象の背景にある見えづらい風景と、その中で積み重ねられている一人ひとりの生の断片を浮かび上がらせます。それは、過去と現在のつながりを解きほどき、私たちが見えていないかもしれない風景とこれから歩んでいく世界をつなぐ、試みでもあるのです。
【開催概要】
会 期 2026年4月3日(金)~7月11日(土)
開館時間 9:30~16:30(入場は16:00まで)
休 館 日 日曜日 祝日の翌日、ただし5/31は開館
会 場 立命館大学国際平和ミュージアム1階 中野記念ホール
主 催 立命館大学国際平和ミュージアム
特別協賛 株式会社京都新聞印刷
空間設計 ⼩⻄ 啓睦(miso)
印刷・施工 有限会社 スタジオアクア
プロジェクト・コーディネーション 伊藤礼香(Q)
【助成・協力】
富士フイルム株式会社
オランダ王国大使館
株式会社モンベル|モンベルクラブ・ファンド
The National Geographic Society’s Emergency Fund for Journalists.
【入館料】 大人400円(350円)、中学生・高校生300円(250円)、小学生200円(150円)
※( )内は20名以上の団体料金、常設展見学可、国際博物館の日(5/18)は無料公開
※立命館で学ぶ人、働く人は無料
小原一真(おばらかずま)
1985年岩手県生まれ。大阪府在住。写真家、ジャーナリスト。
ロンドン芸術大学フォトジャーナリズム修士課程修了。
災禍の中で見えなくなっていく個に焦点を当てた撮影に精力的に取り組み、アルル国際写真祭、京都国際写真祭のほか、国内外の美術館や写真祭で発表。
主な著書に東日本大震災と福島第一原発・原発作業員を記録した写真集『RESET』(ラースミュラー出版/スイス/2012)、太平洋戦争で被害を受けた子供たちの戦後を描いた「Silent Histories」(RM/スペイン/2015)、長期的視野からチェルノブイリ原子力発電所事故を記録した『Exposure』(同左/2017)がある。世界報道写真賞受賞、米TIME誌年間ベスト写真集選出のほか米ナショナル・ジオグラフィック協会、Fujifilm GFX Challenge Grantなどより撮影助成を受ける。
【関連事業】
①オープニングギャラリートーク
・小原一真よるギャラリー案内
日時 4月3日(金) 10:00〜10:30・14:00〜14:30
参加自由 要入館料 会場入り口でお待ち下さい。
②展覧会関連鼎談
講師・村本邦⼦ ⽴命館⼤学教授
・中村江⾥ 上智大学准教授
・⼩原⼀真 写真家
日時 6月6日(土) 13:30~16:00
会場 立命館大学国際平和ミュージアムロビー 定員 60名
参加無料、自由 ただし展覧会観覧には入館料が必要です。
【問い合わせ】
立命館大学国際平和ミュージアムオフィス
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
電話 075-465-8151