公開研究会「怪傑トパンガ」を読む──ベトナム戦争と絵本作家たち

開催予定 2025.12.08 ~ 2025.12.08

開催趣旨

立命館大学国際平和ミュージアム秋季特別展「反戦のプリズム」の関連企画として、公開研究会「「怪傑トパンガ」を読む──ベトナム戦争と絵本作家たち」を開催いたします。
ベトナム戦争の時代、田島征三や和田誠などの絵本作家・イラストレーターが集まり「反戦野外展」が始まります。この「ベトナムの子供を支援する会」に集った絵本作家たちは、その後野外展のみならず、絵本づくりや会報誌の発行など多彩かつユニークな反戦運動を展開していきました。
本研究会では、「支援する会」の会報誌「怪傑トパンガ」(全10号、当館所蔵)を読み直すことで、ベトナム戦争の時代の絵本作家たちがどのように同時代の戦争と向き合い、また自分たちの創作活動を見つめ直していったのかを考えます。
講師は、日本戦後美術史をベトナム戦争を起点に新たに描き直した連載「イザナギと呼ばれた時代の美術」(Tokyo Art Beat)が話題の長谷川新さん(インディペンデントキュレーター)です。

開催概要

会場
立命館大学国際平和ミュージアム1階 エントランスホール
休館日
開催時間
16:30~18:00
料金
参加費無料(事前予約不要)
主催
立命館大学国際平和ミュージアム平和教育研究センター メディア資料研究会
共催
後援

講師プロフィール
長谷川新さん(インディペンデントキュレーター)
京都大学総合人間科学部卒業。2025年の展覧会に「カムバック!紅葉祭 同時開催展」(京都・大原、11/8-9)、「立命館大学国際平和ミュージアム戦後80年企画 大和楓個展「 シッティング・イン・ザ・タイム」」(立命館大学国際平和ミュージアム)、「西澤諭志 個展「1日外出券」」(YAU、相談所企画)など。「戦後美術」を再検討する不定期連載「イザナギと呼ばれた時代の美術」(Tokyo Art Beat)など。『谷中佑輔 弔いの選択』展カタログに「バイタルサイン」を寄稿。国際美術評論家連盟会員、国立民族学博物館共同研究員(2020-2023)など。街のキュレーター屋。

撮影:FM797 三条ラジオカフェ

参考
長谷川新「イザナギと呼ばれた時代の美術(連載)」(Tokyo Art Beat)
https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/izanagi-to-yobareta-jidai-no-art-01-2022-09

連絡先
io1025-a@st.ritsumei.ac.jp(大月功雄)