開催趣旨

京都・丹波地域には、戦前より朝鮮人マンガン鉱山労働者が多く暮らしていました。戦時中、丹波のマンガンは戦争資源として重視され、採掘労働のために朝鮮半島から強制連行された人たちもいました。長年、丹波マンガン記念館で日本の植民地支配と戦後のありようを問い続けてきた李龍植館長をお招きし、今回リニューアルで新たに展示された「マンガン鉱石」をめぐる東アジアの植民地支配の記憶を分かち合いたいと思います。