【開催報告】2019年度秋季特別展 「上野誠版画展 -『原爆の長崎』への道程-」関連企画 トークイベントⅠ「日本の加害責任を版画にした上野誠」

2019.11.12 (火)

▲会場の様子

 2019 119 日(土)、2019年度秋季特別展 「上野誠版画展 -『原爆の長崎』への道程-」関連企画 トークイベントⅠ「日本の加害責任を版画にした上野誠」を開催し、13名の方にご参加いただきました。
 長野県長野市のひとミュージアム上野誠版画館から館長の田島隆さんをお迎えし、上野作品との出会いから版画館の設立経緯や版画館で行っている多様な活動についてご紹介いただき、また、上野誠の人柄や作品の特徴なども田島さんの視点でお話いただきました。 

 特に、1937(昭和12)年に中国人留学生・劉峴(りゅうけん)に渡したという上野が描いた日本軍による中国人虐殺の版画(現在、行方不明)は、当時日本の加害を描いた作品としては貴重なものであったことや、上野の作風が1961(昭和36)年の長崎訪問を機に写実的な表現から心の内を抽象的に表現するようになったのではないかというお話が印象的でした。

 トークイベントに参加いただいた方々からは、「多くの人に見てもらいたい作家だと思いました(20代 学生)」、「とても充実したお話でした(60代 教員)」、「ひとミュージアムへ是非行って見たいと思いました(80代)」など感想をいただきました。

 ひとミュージアム上野誠版画館は、上野誠の作品を展示するだけではなく、映画上映会や音楽会、読書会、講演会など様々な催しを実施しています。地域住民の文化活動の拠点になることを目指し日々奮闘していますので、ぜひ訪れてみていただければ幸いです。

ひとミュージアム上野誠版画館ウェブサイト(外部サイト)

 

 

▲ひとミュージアムの外観 ▲講師 田島隆氏