弾よけ胸あて(心臓防護板)
20世紀前半

布袋裏に署名「万波部隊松田隊 花土四郎」
板の表には「贈 花土四郎君 小林喜一」、裏には「聖句 汝死に至るまで忠信なれ、然らば我汝に生命と冠を与えん」と彫られている。心臓防護板は軍服の左胸ポケットに入れて使用した。

この胸当てを見て、あなたは何を考えましたか。この胸当てに掘られた文字と胸当ての意義に矛盾を感じる人、この胸当ては無駄だと感じる人、何故胸当てが贈答(ぞうとう)品として存在していたのかと考える人、など色々あると思います。 私はここで働くなかで、様々な人に出会い、「戦争」や「平和」についての考えを尋ねたり、自分なりの考えを言ったりしています。その中で私が感じたことは、この胸当てを見て感じたことが人それぞれであるように、「戦争」や「平和」に関する意見は人によって色々あるということです。そして、自由で答えのないものであるということです。さらに、そうやって様々な考えの人と話すことによって戦争や平和への見方が広がっていくということです。私はそれを面白いなと思いました。そして、平和について考えるということ、このように人の考え方を知ることだと考えるようになりました。私は、ここ、国際平和ミュージアムに来る方には、是非、隣人(りんじん)と平和について話す機会にして欲しいと願って働いています。

ミュージアム学生スタッフ I