学問・思想の弾圧と抵抗 1933/1935
1930年代には、軍部や右翼、帝国議会の議員による政治の主導権争いを背景に学問・思想への弾圧が強まりました。滝川事件では、京都帝国大学教授の滝川幸辰の刑法学説が共産主義的だという理由で文部省が休職処分とし、これに抗議した末川博ら多くの大学教員が辞職しました。また天皇機関説事件では政府が天皇を中心とする国家主義的な憲法解釈を採るなど、学問の自由と大学の自治は大きく後退しました。
- エリア 十五年戦争
- 年代 1931年 満州事変とファシズムの席捲
滝川事件と天皇機関説事件
1933ねん、1935ねん、たきかわじけんとテンノウキカンセツじけん
がくもん・しそうのだんあつとていこう、
1930ねんだいには、ぐんぶや、ウヨク、ていこくぎかいのぎいんによる、せいじの、しゅどうけんあらそいをハイケイに、がくもん、しそうへのだんあつが、つよまりました。たきかわじけんでは、きょうとていこくだいがくきょうじゅの、たきかわゆきときの、けいほうがくせつが、キョウサンシュギてきだというりゆうで、もんぶしょうが、きゅうしょくしょぶんとし、これにこうぎした、すえかわひろしらおおくのだいがくきょういんが、じしょくしました。また、テンノウキカンセツじけんでは、せいふが、てんのうをちゅうしんとする、こっかしゅぎてきなけんぽうかいしゃくをとるなど、がくもんのじゆうと、だいがくのじちは、おおきくこうたいしました。