イタリア・ドイツのファシズム政権

ヨーロッパにおけるファシズムの拡大 1930

第一次世界大戦後、ヨーロッパは深刻な政治的・経済的危機に見舞われました。とりわけ近代国家の形成が遅く、経済的基盤が弱かった国々では、インフレや失業、貧困などに人びとが苦しみます。こうした状況を受け1920年代以降、イタリアやドイツでは強力なリーダーシップをもつ独裁者が反議会制民主主義と反共産主義を掲げて登場し、国籍や思想が異なる人びとを暴力的に排除しながら政策を進めるファシズム政権が次々と誕生しました。

1920ねんだいから1930ねんだい、イタリア・ドイツの、ファシズムせいけん  ヨーロッパにおける、ファシズムのかくだい、  だいいちじせかいたいせんご、ヨーロッパは、しんこくなせいじてき・けいざいてき、ききにみまわれました。とりわけ、きんだいこっかのけいせいがおそく、けいざいてき、きばんがよわかったくにぐにでは、インフレや、しつぎょう、ひんこんなどに、ひとびとがくるしみます。こうしたじょうきょうをうけ、1920ねんだいいこう、イタリアや、ドイツでは、きょうりょくなリーダーシップをもつ、どくさいしゃが、はんぎかいせいみんしゅしゅぎと、はんきょうさんしゅぎをかかげて、とうじょうし、こくせきや、しそうがことなるひとびとを、ぼうりょくてきに、はいじょしながら、せいさくをすすめる、ファシズムせいけんが、つぎつぎとたんじょうしました。

年表展示(1931年 満州事変とファシズムの席捲)